キリスト教福音宣教会のMiKです^^
現在、キリスト教福音宣教会では「どんぐり」に高い関心が寄せられています。笑
というのも、総裁でいらっしゃる鄭明析牧師が、どんぐりの効能について御言葉でたびたびおっしゃっているからです。
聖霊様がおっしゃっています。
どんぐりが大事だと分からなかったら、知らなかったら大事に使うことはできない。どんぐりで「寒天のように固めて食べる」としか思わなければ、それしか食べられない。しかし、解毒剤として有効な自然食だ。
それを粉にするのに3万ウォンです。その効果は数千万ウォンだとおっしゃいました。
「計算はそのようにするものだ」とおっしゃいました。
解毒作用があったならば、数千万ところが数億でしょう。数億ウォンだと計算すべきです。(中略)
(聖霊様が)「これ、腐らせたらもったいないだろう。だから、拾ってきて食べなさい。健康を回復したら、粉にする時に3万ウォンかかるとしても、数千万ウォンのものになるんだ。何で計算ができないのか。最後まで計算しなさい」とおっしゃいました。
そうおっしゃってから「祈りがどんぐりだ」とおっしゃいました。
肝臓の解毒だけではなく、体全体にいいのです。水銀も排出できるし。だから、分かった時にできるのです。祈りも、そういうふうに必要なものだと教えるのです。動物も喜んでどんぐりを食べるのです。豚も、分かるから食べるのです。だから、私たちは豚にも及ばないということです。リスは、もう先祖代々分かったそうです。それなのに、人間は今になって、聖霊が話してくださっても分からないし。
鄭明析牧師 2021年10月17日 主日の御言葉「神様は絶対存在者でいらっしゃる」より
どんぐりを食べるって、あまり考えてなかったですが、韓国ではどんぐりを食べる文化があるようですね。
どんぐりを粉にしたもの(どんぐり粉)が売ってあり、色々な料理に使われているそうです。
御言葉でここまで言われると、食べる文化がない日本人でも、どんぐり食べてみたくなりました。
というか、
私の「研究者魂」みたいなものが燃えてしまい、好奇心でどんぐり調理をやってみたくなってしまいました。笑
(※絵ばっかり描いてますが、MiKはもともと阪大で博士号取ってる生物分野の研究者です)
まず、どんぐりについて色々調べてみました。
日本には22種類のどんぐりが自生してるそうです。こちらのどんぐり図鑑参照。
クリもどんぐりの仲間なんですね…クリはクリかと思ってました…
また、どんぐりの効能について。
どんぐりはすこぶる栄養価に富み、68%が炭水化物、18%が脂肪、6%がタンパク質で、アミノ酸やビタミンA、Cを多く含みます。また、どんぐりの『アコニック酸』という成分は、体内に蓄積された重金属などの有害物質の浄化・排出を促すデトックス効果があるといわれています。
どんぐりを食べてみませんか?デトックス効果抜群のスーパーフードは、縄文の味!より
なるほど、鄭明析先生がおっしゃってた「解毒作用」は、この「アコニック酸」によるものなんですね。
色々調べてみましたが、アクが少ないどんぐり、アクが強いどんぐりがあるようです。(→参考こちら)
アクが少ないのは、「椎の実」とも呼ばれるやつで、スダジイやマテバシイの実。
そういえば、幼い頃に祖母と山歩きしてた時に教えてもらって、私も「椎の実」を食べたことがありました。
…あれ?生で食べたっけ?炒ったっけ?(とりあえず味は忘れました)
さて、色々調べてもどんぐりを調達しないとどうしようもないですが、
私の職場の周りは自然豊かで、毎年秋になると大量のどんぐりが落ちています。
車や人も多く通る場所なので、道端でどんぐりが粉砕されて自然に「どんぐり粉」が大量に生み出されています…笑
毎年、「粉々に潰されてかわいそうだなぁ」って思ってたんですが、これを食べる時が来るとは。笑
職場の昼休みに外に繰り出し(自由な職場です)、ポケットいっぱいにどんぐりを拾う x 3 くらい繰り返しました。
人通りや車通りもある場所なので、どんぐり拾うのもなんか恥ずかしくて、どんぐり拾いながら周りをキョロキョロ見回したりしてましたが、
これ、めちゃくちゃ挙動不審だわ。
道行く人に見られて、「なんだこいつ?」みたいな視線を向けられていました。(そりゃそうだ)
もう、大胆に「どんぐり拾ってます!」というのを全面に出して拾ったら良かったのかも知れないですけど。
でもやっぱ、人に見られるのは恥ずかしいですね。
ちょっと脱線しますが、私の住んでる場所の近くは街路樹にイチョウが植えてあり、こちらも秋になると大量のギンナンが地面に落ちています。
実家では祖母や母とよく拾ってきて、水に浸けて果肉を腐らせて種だけを取り出し(この処理はとても臭く、手が荒れる)、種を乾燥させて、「封筒ギンナン※」をして食べていました。(※厚目の封筒にギンナンを入れてレンジでチンする食べ方)
だから、大量に落ちて人や車に踏み潰されているギンナンが、毎年もったいなくてたまりません^^;
とはいえ、どんぐりはまだ人や車が少ない場所だから拾えましたが、さすがに街のど真ん中でギンナン拾うほど大胆にはなれないので(そしてマンション暮らしだとギンナンの処理が困難)、多分今後も拾わないと思います…
でも御言葉に出てきたら拾ってるかも知れないですがw
さて、話をどんぐりに戻します。
職場近くのどんぐりですが、落ちて日が経ったと思われるものが多く、綺麗なものが少なかったです。
たぶん、一番どんぐりが落ちる時期を過ぎてしまったんでしょうね。
それでも、なるべく綺麗なものを選んで拾ってきました。
4種類くらい混ざってます。
種類を揃えて拾うのが良いんでしょうけど(種類によってアクの強さが異なるため)、綺麗なのがそんなになかったし、人目を気にしながらの採集だったので、選り好みする余裕がありませんでした^^;
種類別に分けるとこんな感じ。
どんぐり図鑑を見ながら分別してみると、
多分、右上の一番大きいのはクヌギ。23個
左の一番多いのはミズナラ?55個
細長いのはコナラかな…?23個
小さいのは…イチイガシ??6個
(この後、アラカシ?と思われるものも6個拾って追加しました。写真なし)
木も見て分別するのがいいのでしょうけど、木を観察しながらどんぐり拾ってる余裕はなかったので、もはや推測でいくしかありません。←
アクが少ない「椎の実」は、今回拾ったどんぐりには含まれてなかったですね…残念。
さて、このどんぐり達、果たしてちゃんと食べられるのでしょうか…??
拾ったどんぐりは、まず水に浸けてみて、浮いたものは捨てます。
水に浮くものは虫食いや腐っているものと判断します。
…が、今回沈んだものでも、割ってみたら「虫さんこんにちは」というパターンがけっこうあったので、虫が苦手な人は注意した方がいいかも知れません。(私は平気なので大丈夫でしたが…)
小指の爪くらいの大きさの、まるまる太った白いイモムシが入っていました。
まぁまぁ気持ち悪かったです。ゾウムシの幼虫だそうです。
どんぐりのレシピを色々と調べると、殻つきのまま炒ったり、茹でたり、レンジでチンしたりする方法がありましたが、今回は殻を割って中身を取り出してから次の処理に進みました。
沈んだものが本当に綺麗などんぐりなのか、ちゃんと確かめたかったというのもありますし、万が一虫が入っていた場合、虫を煮たり焼いたりしてしまうことになるのが気持ち悪かったので。。^^;
どんぐり割ったことがない人も多いかと思いますので、上の写真のどんぐりの中身の写真も撮っておきました。
硬い外皮(外種皮)を剥がすと、茶色い内皮(内種皮)に覆われた種子が出てきて、内皮を剥がすと白っぽい中身が出てきます。
ペンチを使い、ひたすらどんぐりを割って中身を取り出します。
ペンチだと力の加減が難しく、下手すると中身を傷つけてしまうので、爪も使って外皮を剥がしました。
一番大きいクヌギは外皮が硬すぎて爪だと限界がありましたが(なのでカッターナイフも使用)、他のはけっこう爪で剥がせました。
ただし、爪がボロボロになるので注意。爪を使うなら、爪が少し伸びている状態が良いと思います。
というか、爪で剥くってすごく原始的な方法だと思うので、栗剥きハサミとか持ってる人はそれを使ったほうがいいと思います。爆
中身を取り出したどんぐりは、水に入れます。
茶色の内皮を全て取り除こうとすると大変なので、そのまま水に浸けたらいいです。
内皮が水でふやけて剥がしやすくなりますし、この後アク抜きのためにどんぐりを煮るので、その時に自然に剥がれます。
全て割って水に浸けた状態。このまま一晩置きました。
100個以上拾ってきましたが、水に浮いてはじかれ、割ってみたら虫食いだったり腐ったりしていてはじかれ、最終的に60個くらい?残ったんじゃないかと思います。
どんぐり剥くのは、けっこう大変な作業なのでご注意ください。
私は爪がボロボロになり、腕も(力を入れすぎて)痛くなりました…
一晩置いた後。
水はアクが出て茶色になっていたので取り替えました。種子が少し茶色に変色しています。
茶色の内皮を全て取り除き、種子の黒く変色している部分なども取り除きました。
そしてアクが抜けやすいように大きいものは切って小さくしました。(小さくしたほうがアクが抜けやすいです。もっと小さくすれば良かったなーと思います)
この後、鍋に移し、アク抜きのために煮詰めていきます。
(アク抜きの方法は他にもありますので、調べてみて一番やりやすい方法でやったら良いです)
煮ると、こんな風に水が茶色になっていきます。
煮出すと、「タンニン」という渋み成分が抜けていくそうです。(これが水を茶色にしているらしい)
煮詰めて水が茶色になったらしばらく置いて冷まし、水を取り替え、また煮て茶色になったら冷まし、水を取り替え…というのを繰り返しました。
1回煮た後に、試しにミズナラと思われるどんぐりを食べてみたのですが、
ちょっと甘いかな?と感じた次の瞬間、口中に渋みが広がって、食べられたもんじゃありませんでした^^;
しかしこのアク抜き、けっこう大変です。
茶色がなくなるまで煮たら良い、という記事を読んだのでやってみたのですが、何度水を変えても全然茶色がなくなる気配なし。
10回くらい水を変えて、ようやくすこーし茶色が薄くなった感じがしました。
10回煮た後のどんぐりを食べてみたら、若干渋みは残ってるけど、食べられる!というくらいになっていました。
ただ、1回煮た後に食べた時感じた甘みまでなくなってましたが…笑
すでにアク抜き始めてから6時間くらい経過しており、これ以上どんぐりに時間をかける気にもならなかったので、アク抜きはこれにて終了。
アク抜きが終わったどんぐりがこちら。
どう調理するか少し悩みましたが、今回は潰してパンケーキの生地に入れて焼くことにしました。
すり鉢とかあればよかったんですが、持ってなかったのでスプーンで潰しました。
長時間煮たので、スプーンでも潰れるくらいの硬さになっていました。
でもスプーンだと潰しにくく、変に力がいるので、すり鉢とすりこぎがあったほうがいいです。
それか、ビニール袋に入れて、金槌で叩いて潰すのでもいいかも知れません。
全て潰し終わった後はこんな感じ。
完全には潰しきれず固形物が残っている状態です。
これを、ホットケーキミックスに投入しました。
ホットケーキミックス150 gに、今回作ったどんぐり粉を半分くらい入れて、卵1個と牛乳100 mLと混ぜ合わせて焼いてみました。
うまっ!!
(形はちょっとイマイチですが…)
全然渋みもなく、どんぐりの固形物が残ってたので、食感まで楽しめるようになってました!
めちゃくちゃ美味しかったです!!
あ、食べてる間は全く渋みを感じませんでしたが、全て食べ終わった後に、ちょーーっとだけ、渋いかも?という感じがしました。でも、全然気にならないです!
どんぐり食べすぎるとお腹がゆるくなるそうなので、食べすぎには注意しましょう!
というわけで、どんぐりは、どんぐりパンケーキとして無事に食べることができました!
しかし、食べるまでの工程はなかなか大変ですね…大変だったのはこの3点↓
・外皮を剥いて中身を出す
・アク抜き
・潰す(←スプーンでやったからです)
楽しかったですが、「また来年やる?」と聞かれたら、パスするかも知れません。
すごく時間かかるし、手間もかかるので…
でもその過程を経て作ったどんぐりパンケーキの美味しさはひとしおでしたけど。
今回は、絵ばっかり描くのも疲れたので気分転換も兼ねてやってみました。(あとは研究者魂が燃えたから)
もし来年もそんな感じになったら、またどんぐり拾ってるかも知れません笑
次はもっと新鮮なものを…
もし、「どんぐり食べてみたいけど、虫怖いし、大変そうだし、イヤだ〜〜」という人がいたら、
Amazonで普通に「どんぐり粉」売ってたので、買ったらいいと思います。笑
最近は何でも手に入りますね…
最後におまけ。
どんぐり拾っている時、山芋のむかごを発見したので、こちらも回収しました。
むかごは、山芋の蔓にくっついてる丸っこいものです。
つまり職場近くでは、山芋が地面に埋まってるということですね。
自然豊かすぎる私の職場…
集めたむかご。
今回はむかごをご飯に入れて炊いて、むかご飯にしてみました。
炊く時に少し塩を入れておくと、より美味しいです。
こちらも美味しかったです!(写真は、あまり美味しそうに撮れませんでしたが…)
むかごはホクホクです^^
他にも、桑、ヤマボウシ、ザクロなども植わってたりするので、なかなか季節によって楽しめる職場環境です。
ザクロは建物の目の前のひらけた場所にある(つまり採ろうとすると目立つ)のと、手が届く高さになかなか実がつかないので、まだ食べることはできてませんが…いつか回収したいと思って狙っています笑
でもやっぱり、自然をじっくり楽しむには人気があまりない場所が一番ですね。
里山好きなお姉さんが東京にいるので、コロナがあけたら一緒に里山に繰り出したいな〜と思っています。
以上、どんぐり食レポ(+おまけ)でした(^^)/
2021年10月 MiK