キリスト教福音宣教会のMiKです!
このたびオリジナル漫画【CONQUEST】が!
ついに!!
完!!結!!!(拍手喝采)
去年5月にシナリオ作り始め、8月からTwitter連載はじめて約1年…ついに最後まで描き切りました。
楽しかったけど、悩み葛藤しながら描いた作品でもありました。
その悩み葛藤についてはまた別の機会に書くとして、まずは自分にお疲れ様を送りたいです。
よく頑張った、自分!!!
Twitterで最終回をあげたところ、本当にたくさんの反応をいただけて、感想もたくさんいただけて本当に嬉しかったです。改めて、読んでくださって本当にありがとうございました!!✨✨
そして現在、完結記念にキャラクター人気投票を実施しています笑
いやー、信仰持つ前からずっとやってみたかったんですよね!!
神様の中で、やりたいこと全部やってやるーと思ってやりました!ぜひ投票していただけたら嬉しいです!(※2023年8月3日で投票受け付けを終了しました。結果発表はこちら)
さて、Twitterに最後まで漫画あげきった時点でだいぶ空気抜けた風船状態になってたんですが、表紙描かないとサイトにアップできないのでひいこら言いながら何とか描いて第三部を公開し、そして今あとがきを書いています。
登場人物たちにはお疲れ様会をさせたけど(※コンクエらくがき④の最後の絵)、まだ自分のお疲れ様会ができてないので、色々落ち着いたらやろうと思います。特大パルフェ食ってやろうか。
しかし、あとがきに何書こうーと思ってなかなか文章が進まず、過去に今作について書いた2つの記事、「新作漫画、Twitterにてスタートします!」と「コンクエ制作秘話」を読み返してみました。
どちらの記事にも書いてましたが、やはり今作、何が特別かというと、自分が信仰を持つようになってから初めて描いたオリジナルの創作漫画だったんですよね。
だからとても気合いが入っており、また自分にとってとても意味がある作品でした。
初のオリジナルだし好きな要素入れてやる!と思ってバトル要素入れたと以前書きましたが、みなさん読んでみていかがだったでしょうか笑
実は信仰を持つ前最後に描いた漫画以来、11年ぶりのバトルアクションでした。私、信仰持ったのをきっかけに、一度漫画から離れたんですよね(詳細気になる方はこちらをどうぞ)。
信仰持ってからは御言葉イラストとか天使ちゃん漫画とかかわいい系をずっと描いてきたので、私はそういう絵を描く人だと思われてたかも知れませんが、実際はこっちが本性です。そして、やっぱりこういう漫画(少年漫画系?)を描くのが一番楽しいなーと感じます。
だいぶブランクあってちゃんとバトル描けるのか心配しましたが、描いてみたら意外に描けるもんですね。読者の方からも「カッコよかったです!」という感想をいくつも頂き、とても嬉しかったです。「楽しんで描いてるのが伝わってきた」という感想もありました。ええ、とても楽しかったです笑
かつてはアナログでしたが今はデジタル制作になって、集中線やスピード線とかは漫画制作ソフトが一発で勝手に引いてくれるし素材も色々あるので助かりますね。今回は剣のアクションを描いたから次はガンアクション描いてみたい。
とはいえ、マグラさんがあそこまで暴走するのは想定外でした。
いや、ほんとシナリオ(文章)の時点ではちょっとした反則技(投げナイフ使うか、石を蹴って当てるかだったかと)使って勝つと書いてたのですよ。それがネーム描いてみたら
ブチ切れ大暴走。
…だいぶ焦りました。ミリアの腕へし折っちゃったし。
さらに酷いことしそうになったのでさすがにそれは止めました。勝手に動くから困る。
ジャ〇プとか好きで読んでたので自分は暴力描写とかわりと平気で今回のはこれでも控え目のつもりなんですが(全開で行ったらどうなるんだ)、教会のメンバーも読むし自分も信仰者としてあまり酷いのは描けないかなーと思います。
でも今回のでキツかった方がいたらすみません。
さて、徐々に作品の内容について書いていこうと思います。
今作はキリスト教の教えや思想をもとに舞台設定やキャラクターも作っていて、以前のブログ記事にも一部は書いたんですが、今回こちらのページに1つにまとめてみました。聖書的な話が多いですが気になる方はどうぞ。
前もって書いておきますが、この後は信仰的な話がわりと出てきます。というのも、私の作品づくりが信仰の土台の上に成り立ってるので、信仰抜きには作品について語れないんですよね。その点ご了承ください。
感想の中にありましたが、マグラ達がその後どうなったのかという点。
作中では敢えて描かず、読者の方々の想像に任せようかなと思っています。私もはっきりとは決めてなくて、でも彼らの性格を考えるとこうなるかな…というのはあります(どこかで触れる機会あるだろうか?)。
ただ、グスコーもマグラを見捨ててしまったし、彼らの関係としてはもう終わりだろうなとは思います。
このシーン、「グスコーらしい」という感想を何人かから頂けて嬉しかったです。笑
ここはルイス組と対比させたくて描いたシーン。愛と絆で結ばれたルイス組に対し、マグラ達は自分の有益のために都合がいいから一緒に行動している程度の関係で、特にグスコーは自分に益がないことはマグラの指示でもやらない人なので(※コンクエ設定集に詳細あり)このような結果になりました。
まぁ仕方がないですね。結局、自分がやったことは自分に返ってくるもんです。
蜘蛛で自滅したのもそうですね。
マグラさん、ここで小瓶を4本持ってましたが、全部毒蜘蛛が入ってて、ルイス組の人数分持ってきてたんですよね。
ミリア相手にすぐ勝てるだろうと思って、勝った後に色々良からぬことをしようと考えていたのだと思われます(「もともと生かしておくつもりはなかった」と言ってますしね。全部割れなくて良かった)。
しかしそんなマグラに対しても、自分が命がけで採ってきた花の解毒薬を差し出し、命を救おうとしたルイス隊長。
コンクエ制作秘話でも書きましたが、ルイスにはキリストの姿を重ねて描いています。キリストなら、敵に対してもこのように行なうと思います。聖書にも「敵を愛しなさい(マタイ5:44他)」とありますからね。
それに、私に聖書の御言葉を教え、信仰を持つようにしてくれた鄭明析牧師が、まさにその「敵を愛する」という御言葉を<実際の戦場>で実践されたんですよね。
鄭明析牧師はベトナム戦争に参戦され、誰一人殺すことなく、自分に銃を向ける敵をも抱きしめて愛され、その結果自分も敵も命が助かるという奇跡が起こりました(詳細なエピソードはこちら。10分ほどのアニメ作品もあります。※アニメは私が中心になって作りました)。そのエピソードを考えても、実際その聖書の御言葉を語られたキリストなら、こうするだろうなと。
鄭明析牧師は本当に聖書の御言葉を大事にされ、私たちにお手本のように見せて教えてくださる方で、とても尊敬しています。
ルイスは決闘のあと数カ月後には回復した姿で現れていましたが、「治ってよかった(涙)」という感想を複数いただきました。
これ、ただ治ったのではなく、彼が回復するために、絶対に諦めずにものすごく努力したからなんですよね(700回の素振りにその一端が現れています)。あのまま諦めてしまっていたら、回復することはなかったと思います。
突然両手足麻痺になって、誰かに支えてもらわないとまともに生活できない体になって、ショックと絶望と情けなさと悔しさと無念さと、言葉にできない感情が色々あったと思います。しかしそれに負けることなく、絶え間なく努力し続けて、あそこまで回復するようになりました。
彼の持つ精神力があったからというのもありますが、その周りでミリアはじめディック・ビリーなど隊員たちの支えがあったからこそ乗り越えてこれたのだろうと思います。
「諦めない」というのが、キリストの精神でもあるんですよね。
少し話が戻りますが、蜘蛛に噛まれたマグラに対し薬を渡してくれと言われたミリアは、かなり葛藤があったのではないかと思います。ミリアは決闘の時も花の薬を持っていましたが、これは飲もうと思って持っていたわけではありません。
第二部でこんなシーンがありました。
ミリアにとってこの薬は隊長が自分に命を与えてくれたようなもの。本当に大切なものなので、肌身離さず持っていました。それを敵であるマグラに渡すというから本当に葛藤があったと思います。
彼女はあまり感情を表に出さないのであっさり承諾しているように見えますが、とても悩んだと思います。でも、そうだとしても最終的にはルイスの指示に従順するのが彼女です。
そして、最後のミリアの笑顔と告白には、本当に色々な思いを込めて描きました。
本当に一番書きたかったシーン。彼女の笑顔を描けるところまでくることができて嬉しく思います。
ミリアって、以前も書きましたが私自身がキリストの前でこうありたいと思う理想の姿を重ねて描いてるんですよね。
ルイスが命を捨ててミリアを救ったように、イエス・キリストも命を捨てて私を救ってくださったので、ほんとこんな姿でキリストを愛して生きていきたいと願ってます。理想の姿なんで実際はこんなカッコよくないですが。
ところで今回の物語でキーとなっていた「死に打ち勝った者」という花。
これ、リンドウ(とユリ)をモチーフにしてるんですよね。
第三部の原稿を描き終えたその日、教会メンバーから花のモチーフについて突然ラインが来ました(正確には、午前にラインがきて、その後13:00前に脱稿した)。
いや、何がすごいって、原稿描き終えるその日に突然そのメンバーが気になって私にラインが来たことですよ。
ちなみに7月15日って、私が教会の礼拝に初めて参加した「記念日」でもあるんですよね。別にこの日を狙って原稿進めてたわけじゃないんですが、ちょうどタイミング良く終わることになって、これもすごいなぁと。
上の画面でもある通り、私は花言葉なんて1ミリも考えてなかったんですが、言われてリンドウの花言葉を調べてみたら、
「勝利」
「正義感」
だったんですね。
【CONQUEST】というタイトル自体「勝利」という意味で(こっちに詳しく書いてます)、物語全体も「(もがきの末の)勝利」というのがテーマになっていて、なんというか、本当に完璧すぎました。神様を感じるしかない。
なぜ花言葉を考えもしなかったんだ自分?って感じですが、これも聖霊様の御働きなんだろうなと。
そして原稿を描き終える日(しかも私の記念日)に合わせて聖霊様がそのメンバーに感動を与え、花のモチーフが気になるようにさせて私にラインを送るようにさせるという。
神様の演出って、ほんとすごい。
この作品を描きながら、神様と共にできてるのか不安になることも多かったのですが、最後にこのような出来事があって、「初めから共にしてくださっていたんだな!」と確信するようになりました。
漫画描くこと自体楽しいですが、やっぱり神様と共にそれができていたと分かったことが何より嬉しかったです。
花言葉の通り、現実でも「勝利」していきたいですね。
最後に、一番最初に描いたイメージイラストを思い出してみます。
このイラストを描いた時、アオリ文に「苦難の先に見るものは何か。」って入れたんですが、当時はその答えについて自分の中で明確に考えずに文章を入れていました。ストーリーの流れ的に苦難を受けるし、カッコいいのがいいなーと思って入れたのがこの文章だったと思います(もうちょい深く考えたとは思いますがざっくりそんな感じ)。
今、実際にキャラクターたちと共にストーリーを歩んできて、「苦難の先に見るもの」について考えてみたときに、それは苦難に打ち勝って得た「栄光」なのかなと思ったりしました。
死の谷の美しい花畑、限界を超えて至ったその場所でその光景を見れたこともそうですし、最後のミリアの言葉にあるように、谷から戻った「英雄」としてもそうだなと。
実はTwitterにいただいた漫画の感想の中に「ルイスもミリアも互いに『死に打ち勝ち』…」というフレーズがあり、私自身はルイスが「死に打ち勝った者」でミリアのことは考えてなかったんですが、確かにミリアもそうだなと思いました。
ミリアが苦難を乗り越え、死に打ち勝って見たものは、自分を救った隊長の姿と、そして隊長と共に国を護る平穏な日々なのかも知れません。
そして、また別の感想なのですが、「作品を読みながらまっすぐな光を感じた」という方がいらっしゃいました。
読みながらずっと闇を貫いてぐんぐん進んでいく光のイメージがありました。
ルイスさんミリアさんはじめとするキャラ達の姿であると同時にMiKさんの物語を描く姿勢からも感じられたのだと思います。
このような感想をいただき、とても光栄でした。
何より私が作品を描く姿勢から感じられたというのがとても嬉しかったです。
この作品に込めたのは私自身の神様・キリストに対する思い。それは本当にまっすぐな気持ちだなと自分でも感じます。
自分自身、天の前でまっすぐでありたいと願って生きてきたので(もちろんまっすぐじゃない瞬間も多くありましたが)、そういう私自身の「生」が作品やキャラクターを通して現れていたらこれ以上ない幸せだなと思ったのでした。
コンクエは、本当にもがきや葛藤がありながら、そしてその答えが欲しくて祈りながら描いてきた作品でした。
そして最後まで描ききった時に、神様の働きを感じると共に、自分の中で悟りという答えを得ることができました。
その辺を書いたら長くなるので、また別の機会に。(※こちらの記事にまとめました)
これからも、今回のように信仰の上の作品づくりを続けていこうと思います。
次にどんな作品を描くか、現在お祈り中です!
最後に、コンクエを読んでくださった全てのみなさんに本当に心から感謝します!!✨
ありがとうございました!!!
2023年7月 MiK