ハレルヤ!
キリスト教福音宣教会のMiKです!
このたび、
去年描いた漫画「チキュリア」の製本版が発売されることになりました!!!
Amazonで売ってます!!!笑
↑クリックしたら販売ページに飛べます。
電子書籍版と、紙の本(ペーパーバック)が選べます!
(※印刷費改定により2024年1月からペーパーバックは990円に変更)
収録内容は、
・チキュリア本編
・エピローグ
・あとがき(原作者さんと私それぞれ)
・おまけ(4コマとか)
となっております。
あとがきとおまけは未公開の内容ですね。
紙の本の実物は、こんな感じ↓
けっこう綺麗な仕上がりになっております。
神様を信じる前、漫画家になって自分の漫画本を出版することを夢見てましたが、こんな形で実現するとは。。(感涙)
漫画を捨てていた時期もありましたが、再び描けるようにしてくださり、一番理想的な形で夢も実現できるようにしてくださる神様なんだなぁと実感しております。
漫画は今まで何度か描いてきましたが、実はこのように自分の描いた漫画を「本」として形にするの、初めてでして。
発売前に「見本」を取り寄せて確認したんですが、自分の作品が本になってるなんて、何だか恥ずかしくて直視できなかったです笑
…まぁその後、校正作業のために本気で嫌になるほど読みましたけどね…
今回、本を出版するために利用したのは、株式会社インプレスR&DのPOD出版サービスとネクパブ電子出版です。(※2023年11月から株式会社PUBFUNのパブファンセルフに改称)
今後のためにも、出版までにやったことを記録しておこうかなと。
ひとことで言って、
めっっっちゃ大変でした。笑
B6サイズでの出版にしたのですが、
クリスタ(漫画制作ソフト)の原稿の設定がB5になっていまして。
今回初めてクリスタで漫画を描いたので、まだ慣れてなくて「はじめまして」状態の中で原稿作った結果、設定を間違えたんですよね。
途中で気づいたものの、もう描き始めてしまっており、
クリスタでサイズ変更して書き出せる機能もあったので、それを信頼してB5サイズで突き進めました。
その結果、、、
地獄を見ました。笑
サイズ変えて書き出してみたらトーンがモアレの嵐。
さらに、
Macを途中でアップデートした影響で、使っていたフォントもアップデートされた?みたいで、サイズを変えて書き出すと別のフォント(しかもダサい)に勝手に置き換わる…
→サイズ変えて書き出し、使えないじゃん。
素直にB5サイズのまま出版するか、やはりB6が良いか…
でもB5サイズって、やっぱり、でかいんですよね。
原作者さんや、一緒に作業してくれてる人にも相談してみて、「やはりB6にしよう!」となりました。
そうして、B6サイズへの変換作業開始。
トーンを画像化(ラスタライズ)して縮小かけるとモアレする懸念があったので、トーンはそのままで、全体を選択して71%の縮小をかけました。
(何でかテキストレイヤーが一緒に縮小されてくれなかったので、テキストはラスタライズして縮小)
トーン貼ってるエリアもちゃんと一緒に縮小されてくれるので、クリスタはやはりすぐれもの。
が、しかし。
グラデトーンやらクリスタのツールで描いた集中線やら(陽気、陰気、雨など)に問題発生。
集中線などは、ラスタライズしてから縮小かけることで解決したのですが、(ラスタライズし損ねたものは縮小後に微調整)
グラデトーンは、もともとのグラデの方向と濃淡の幅がそのまま残ったまま、トーンのエリアだけ縮小されるようでした。
つまり、
縮小によってトーンの場所が移動
↓
グラデーションがズレる。
例えば、顔にグラデトーン貼ってるコマを縮小かけて、トーンの場所が「用紙上方」から「用紙中央寄り」に移動した場合、こうなりました↓
怖いわwwww
悲しいことに、
私、グラデトーン好きで、この漫画でかなり多用しておりまして、、
この修正を1つずつやらないといけず、
これがむちゃむちゃ大変でした。
口の中もグラデトーンなので、口の中が真っ黒になってたり(←なかなかの違和感)。
そういう分かりやすいやつならいいのですが、足元の影が真っ黒になってたり消えてたり、分かりにくいものも多く、、
トーンたくさんあって、どこにグラデトーン貼ってるかいちいち覚えてないし。
元サイズのデータと見比べながら89ページの製本用原稿を1枚ずつ修正かけました(←死ぬほど大変だったw アシスタントの青情さん本当にありがとうございました)。
…ここで得た悟りは、
間違った方向にズレて突き進んだ後に方向修正するのは、めっっちゃ大変だということ
です。
いつも神様の願う方向に向かって1ミリもズレずにピッタリ進まないといけないと感じました。。
さて、それでも何とかB6サイズへの縮小を終え、その次は書き出して、ネクパブへのデータ登録!
まずは基本的な設定(著者とかタイトルとか)を入力し、印刷情報(本の仕上がり)について設定します。
本文の紙はホワイト or クリーム色が選択でき、表紙は光沢あり or なしが選択できました。
(今回はホワイト、光沢なし、を選択)
製本用のデータは「本文」と「表紙」それぞれをPDFファイルで登録します。
「表紙」は、表表紙・背表紙・裏表紙の3種類。カラー設定はCMYK。
クリスタのPDF書き出しの場合、カラー設定をRGBしか選択できなかったので、RGBで書き出し後にフォトショでCMYKに変換しました。
※RGBのまま登録しても向こうで勝手にCMYKに変換してくれるっぽいのですが、色が変になるのが嫌だったので、こちらで変換してから登録しました。
背表紙は、ガイドラインに載ってる「紙の厚み」✕「ページ数」でサイズを計算して、データを作成。
無事にデータ登録ができたら、ガイド用PDFというのができあがってくるので、それでAmazonの基準を満たしているかを確認します。(端から○ミリ以内には文字を入れたらNGとか、色々と細かい決まりがあります)
表紙は問題なく登録できたのですが、本文データを登録する際に問題発生。
「途中のページから、サイズが異なります」というエラー。
そのページのデータ開いて確認しても、サイズ同じなんだが・・・・・・・・
しかし、どうやってもエラー。
仕方なく、新規作成して、89ページ分のデータを1ページずつコピペしました。
その結果、無事にPDF登録完了。
どうやら、元のデータは、ページを増やしたりサイズを変えたり色々してるうちに、どこかおかしくなってたみたいです。
こちらもデータ登録できたらガイド用PDFができてくるので、それを見て基準を満たしているか確認します。
↑漫画(300ページ以下の場合)は青線内に文字を収める必要があります。
(うちのネットがなんか調子悪くて、ファイルのアップロードとガイド用PDFのダウンロードにむちゃくちゃ時間がかかりました。200MBくらいのファイルのダウンロードに「残り3日」はないだろう爆)
ここまできたら、あとは値段などの情報を設定し、「出版申請」をすれば、出版できちゃいます。
が、やっぱり仕上がりが気になるし、しっかり校正してから出版したい。
そのための「見本書籍作成」という有料オプションがあります。
製本費250円+サービス料500円+ページ数分(2.5円*/ページ)(※改定後も変更なし)
*本のサイズにより異なります。
という価格で注文できるのですが、こんな注意書きが。
【重要】アマゾンで実際に印刷・製本される書籍ではありません。そのため、用紙、表紙の色味、本文の色味、文字の色や太さなど、書籍そのものの品質チェック目的での利用には適しておりません。
…見本の意味あるんだろうか??
今回は値段設定を、設定できる最低価格にしたので、見本を注文するほうが高かったんですよね。
わざわざ見本頼まずに販売申請してもいい気がしましたが、一応、お試しという意味でも、見本を注文することにしました。
注文後8-10日で発送と書かれていましたが、1週間で届きました。
結果↓
見本いい。
PC上だと見えにくいところも、印刷されたものを見るとしっかり確認できてよかったです。
あとは、トーンの濃さが、PC画面上よりも印刷した方が濃く出ていたので調整したり。
見本ってやっぱりいいなーと感じたので、今後またこの方法で出版する時も、見本を注文すると思います。
が。
Amazonで販売されてる最終版の本が届いて確認してみたら、
見本の方が、印刷の質が良かったです。笑
見本の質を知ってると、Amazonの方の質がすっごい気になるのだが…。。
…まぁでも、Amazonの印刷工場の質がこうなので、仕方ないのだろーなとは思います。
印刷が綺麗な本として記念に取っておくのにも、見本はいいかもしれません(え
さて、ここまで来たら、
最後に鬼の校正作業…!!
正直、何度読み直したか分かりませんw
とにかく、「穴が空くほど見る」とはこのことか、と思うくらいに読みました。
それでも読み直すたびに何かを発見してしまうので、ホントに読むのが嫌になりましたww
「漫画」ではなく、「絵」と「文字」としてしか見れなくなってましたね…
はじめて知ったんですが、「ひとえに」って、「偏に」って書くんですね。
すでにこのサイトで公開してる漫画の方も修正しましたが、「一重に」ってなってました。
祈りながら校正作業をしていましたが、普通気づかなさそうな間違いにも気づいたりして、聖霊様が共にしてくださってるのを感じました。
そして、校正作業を終えて、
ついに「出版申請」!!
申請後は本文、表紙の修正が一切できなくなります。
どうしても修正したい場合は、オプションで可能ではありますが、5500円(税込)かかります。(→電子書籍の方は、このオプションを発動してしまいました)
(※印刷費改定に伴い、2023年11月から月に一度無償で改修申請可能となりました)
ちなみに電子書籍は、表紙jpgファイルと本文EPUBデータを登録します。
EPUBデータもクリスタで書き出せます。
電子書籍の方は紙の本のように細かいルールがなく、データを登録できればすぐに出版申請できます。
EPUBデータ書き出しの詳細設定で、「kindleフォーマット向け出力」っていうのがあったので、これにチェック入れて出力したら、登録時にエラーが出たので、チェック外した方がいいです。品質も8(推奨)より上げたらエラーが出ました。
本文って内容の部分だけかと思って(←紙の本はそうだし)そのように登録したけれど、カラー表紙込で登録可能の様子…。次回からはカラー表紙込で登録しようと思います。。(※改修申請が月一無償になったため、2024年7月にカラー表紙&裏表紙も加えて再度登録しましたm(__)m)
出版申請後、電子書籍も紙の本も、約1日でAmazonの処理が終わり、販売ページに載るようになりました。
発売日は、電子書籍は出版申請後3日後から選択でき、紙の本は約8日後から選択できました(土日は選択できないっぽい??ですが)。
このような過程を経て、
電子書籍版 2/21発売
ペーパーバック 3/1発売
となりました!!
広告するまでに時間が空いてしまったのですが、実はAmazonの処理が終わった時点のメールで、
■まずはご自身で1冊購入してください!
Amazonの処理は完了しましたが、必ずしも適切に処理されているとは限りません。
残念ながら、登録したデータと異なる処理がなされている事故が起きています。
とのことだったので、自分で1冊購入して確認してからの広告となりました。
印刷の質はちょっと気になりますが、、データは問題なさそうなのでOK!
以上、出版奮闘記でした笑
一度経験したので、次回以降はもっとスムーズにできる…はずです。たぶん。
みなさん、よければ買ってみてくださいね〜!!笑
※印刷物に汚れがある、ページが折れている、製本状態が悪い場合…
購入した書籍の最終ページ記載のAmazonカスタマーセンターにお問い合わせくださいm(__)m
2021年3月 MiK