漫画【CONQUEST】制作秘話

ハレルヤ〜
キリスト教福音宣教会のMiKです!

いろんな作品を同時並行で進めてくることが多かった私ですが、現在はほぼ創作漫画【CONQUEST】に全振りしております。他のものが手に付きません。

 

そういえば、漫画はガツガツ描いていってますが、ブログではあまり作品について触れてこなかったなーと思ったので、今回記事を書くことにしました。まえがきでもないしあとがきでもないし、こういうのって何ていうんですかね?なかがき?そんな言葉ないか。

色々悩んで記事タイトルは「制作秘話」にしました。

 

 

今回の作品、分かる人は分かると思いますが、私が今まで教会で学んだこと、つまりキリスト教の土台の上に描いています。

今作は教会メンバーも多く読んでくださってますが、一般の読者の方もいらっしゃるので、その辺をちょっと分かりやすく解説しようかなと思います。

 

 

キリスト教は「愛の宗教」とも言われます。

私が教会に通うようになってから「愛」というものについてたくさん学んでくるようになりました。
その「愛」というものを、目に見える実際の行いを通して現してくださったのがキリストという存在です。

 

そもそも何で私が創作してるかというと、やっぱり自分が<キリストの愛>というものに触れて、それを表現したいし伝えたいと思ったからなんですよね。日本人って宗教嫌いが多いと思いますが(私も大嫌いでした)「キリストってこんな存在なんだよ」的なことが伝わったらいいなぁと思いながら描いてます。

でもその辺に興味ない方ももちろんいらっしゃると思うので、ただ純粋に私の創作を楽しんでもらえたらそれだけで嬉しい限りです。

※宗教嫌いだった私がなんで今教会に通ってるのか、興味ある方はこちらの記事をどうぞ。

 

 

さて、<キリストの愛>ってさっきから出てきてますが、
今作ではキリストを象徴的に現しているキャラクターが出てきています。

 

 

それがこちら、ルイス・ミハイルさんです。
ちなみに「ルイス」はとある宣教師の名前で、「ミハイル」は大天使ミカエルから取りました。

第二部で死の谷に入りミリアを命がけで助けるシーンが出てきますが、それがまさに<キリストの愛>を象徴する描写だったりします。

 

命を生かす愛・犠牲の愛・他人のために死んであげる愛

 

それが一番大きな愛だといいます。
自分を犠牲にして人の命を生かすというのは、本当にその人を愛していないとできないことですよね。

<キリストの愛>というのはまさにそのような愛であり、実際イエス・キリストが十字架で亡くなったのは人々を愛する故に身代わりになったことでした。(←高校で習ってその当時おとぎ話だと思ってましたが今は信じてます)

 

キリストが全人類のために代わりに死んだ、と言われても、「ふーん」って感じかも知れません。
私もその事実は知ってましたが、、というかその事実さえ本当なのか疑ってたくらいでしたが、まぁ「ふーん」って感じでした。

でもそのキリストの死というのが、本当に【自分のため】だということを、時間はかかりましたが悟るようになり、それによって愛についても深く悟るようになりました。

悟った今では、そこまで自分を愛してくださる存在って、他にいないと感じてます。

 

ちなみにイエス・キリストが亡くなったのは33歳の時だと言われています。
今作のルイスさんも33歳なのですが、これは別にイエス様の年齢を意識して決めたわけではなく、「ミリアが子供の頃にすでにルイスは隊長やってた」という設定があったのであまり若い年齢にできず、気づいたらこの年齢になっていたという偶然でした。(→ コンクエのキャラ設定はこちらにあります)

 

 

そして、今作でルイスさんの命がけの行いによって助かったもう一人の主人公、ミリアさん。

 

 
(「雪」が「そそ(ぐ)」と読めることを初めて知りました)

 

この人の名前はパッと浮かんで決まったので特別な由来はありません。

このキャラクターにはいちおうモデルがいたりはするのですが、私自身が「キリストの前でこうありたい」と思う理想の姿を描いたキャラクターでもあります。※作者はこんなにカッコよくはないです。

 

作中で描いたような「生かしてもらう愛」を、私自身がキリストから受けたし受けている確信があるからこそ、ミリアのように絶対的にルイス(つまりキリスト)を信じ、揺れることなく生きていきたいと思っています。

この辺書くとどうしても宗教ぽくなってしまいますが、土台が宗教なんだから仕方ないですね。

 

 

そして、ルイスさんたちが属する「国衛隊」は<神様>側として象徴的に描いていて、それに対する「警護隊」のマグラ&グスコーは神様に敵対する存在<サタンや悪魔>を象徴して描いています。

 

 

警護隊のシンボル(胸のところにあるやつ)には蛇と剣を描いてますが、なぜこんなデザインにしたかというと、蛇は聖書でサタンを象徴するものとして出てくるんですよね。そういう意味も込めてこのデザインにしました。
一方で国衛隊のシンボル(肩にあるやつ)は、作中に出てくる花なので聖書とは関係ないです。

ちなみに神様に反逆した天使、ルシファーが堕落してサタンになったのですが、ルシファーはもともと神様の前で警護の役目を持っていた天使でした。マグラさんを警護隊にしたのはそれに由来してます。

※本作読んでもらうと分かると思いますが、作中では別に警護隊が悪いわけではありません。警護隊はマグラさんに乗っ取られて悪の組織みたいになってますが、本来は国を守るための組織なので悪くないです。

 

 

マグラさん悪人なので教会メンバーではあまり好きな人おらんやろと思っていたのですが、意外にマグラ推しの人がちらほら見られております。落書きのマグラさん(←本編とはキャラ違う)が好きな人もいましたが、本編の極悪マグラ推しの方も複数人いて作者が驚きました。

作者はどのキャラも大好きだし極悪マグラの怖ーい顔も楽しく描いてます←

 

自分が生み出したキャラクターは善人でも悪人でもやっぱりみんなかわいいですね。
人間を創造された神様も同じような心情なのかも知れません。

 

 

ちなみに第二部までで一番描きたかったのがこちらのシーン。

 

 

こちらは以前礼拝で伝えられた御言葉が元になってるのですが、2022年3月6日の主日礼拝の中でこのような内容がありました。

 

「ある人に対して、人々がケチをつけたり、あれこれ大げさに話していたとしても、『私はあなたを信じる』と言って、信じてあげなさい。そうすれば力を受けて立ち上がる」

 

ルイスさんのように悪人に嵌められて全てを失い、信じてくれていた人まで離れていくような状況の中で、それでも自分を信じてくれる一人がいることは本当に大きいことなのだなと、描きながら感じました。

 

基本的に礼拝で伝えられている御言葉やキリスト教の教理を土台にして創作していってますが、そうする中でいっそう御言葉や神様やキリストの心情を悟ったりするので奥深いです。

 

 

さて、今作も残すところ第三部のみとなりました。

今作は私が信仰持ってから描く初めてのオリジナル漫画であり(前作チキュリアは原作があったので)、それ故にとても気合いが入っており、作品を構想した時に「オリジナル描くからには絶対入れよう」と思った要素がありました。

 

一つは、さきほども書きましたが、キリストの愛を表現したいということ。

そしてもう一つは、

 

バトル。

 

いやーーーーバトル好きなんですよね!!!笑笑

ジャンプ読んで育ってきましたし(でも一番好きな漫画はハガ○ンだけど)ガチバトル本当に大好きです。
スピード感あるシーンとか迫力あるシーン好きがなんですよねーーーー

しかし信仰持つようになって一度漫画から離れるようになり、8年ブランクを経て3年前に漫画を再開したわけですが、バトルシーン描くの11年ぶりとかなんですよねーーーちゃんと描けるのかな。(ちなみにブランクに入る前に最後に描いた漫画はここに少し載せてます)

 

ネームはもうできてるんですが、キャラクターが勝手に動くとはこのことか…!というのを実感しながら作った第三部でした。もともと文章でシナリオ作ってあって、第二部まではほぼその通りに進んだんですが、第三部はネーム制作中にキャラが好き勝手に動き出して作者が焦りました汗

第三部のネームが一番難しかったかも知れません。
っていうか準備してたシナリオからちょっと変わってしまったし。

 

作者も若干ドキドキの第三部ですが、また少しずつTwitterに載せていくと思いますのでどうぞお楽しみにー!
3月は他にあれこれやることがあるので漫画載せられるのは4月後半か5月からかな?と思ってます!

それではまた作品でお会いしましょう!

 

2023年3月 MiK

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