ハレルヤ!
キリスト教福音宣教会のMiKです!!
このたび古木『命の話』がついに公開となりましたーー!!!(わーわーわー👏👏👏)
「ついに」というのも、この作品、なんと丸3年かけて制作したのです。
制作期間が長すぎて経緯語ろうにもあまり覚えてなかったりします笑笑
前作『汗に溶けた飴』を公開したのが2019年10月21日なのですが、その直後からこの作品の制作のために動き始めていました。
今回はスタッフもかなり増員しました。前作では声優さん含めて確か10人くらいだったのですが、今作では20人以上に増員し(※みんな教会メンバーです!)、作画・映像・声優の3チームに別れて制作を進めてきました。
私は作画+全体統括みたいなことをやってましたが、関わってくださった一人ひとりがそれぞれの個性の分野で能力を発揮して、この作品ができあがったな〜と感じています!
今回関わってくれたメンバーの一部を紹介しておくと、
BGM:でんでん(音の花束)
着色:しょう(のんびりまんがカフェ)
映像:リリー(助産師リリーのふぇみブログ)
効果音:麦わら(オヤビンとコブン)
(敬称略)
どうもありがとうございました!!
ブログ等やってる人が少ないのでここで紹介できないのですが、他にも大勢の方が関わってくださいました✨
前作『汗に溶けた飴』は半年ちょっとくらいで作り上げたので、今作を作り始めた時は「1年くらいかな?」と思っていましたが、気づけば3年が経過していました。
「たった10分のアニメに3年もかかったの?」
と思う方がいらっしゃるかも知れませんが、アニメ制作って24分の1話分にアニメーターだけでも30人以上が関わってるそうですし、それに対して今回の作画チームは私含め4人、かつ、平日はそれぞれ仕事しながら御言葉聞いて祈って礼拝も捧げて、その空いた時間で作業してきたのだから、本当によくやったもんだと思っています。
制作を進める中で、私自身は悩みもし、葛藤もし、嫌にもなり、色々ありましたが、こうして最後までやって作品を完成させられたことに感謝します。多分、関わってくださった皆さんみんな、色々あったと思いますが、一人ひとりが最後までやってくださったのでこうして作品を完成させることができました。
関わってくださった全ての方々、そして始めから終わりまで共にしてくださった聖三位神様に本当に心から感謝します。
この3年間、作品を作るためにもがいてきましたが、この作品に関わることで自分自身も色々と変化したし成長させてもらったなと思います。
神様から教えてもらった人生の目的は「自分自身を作品の人生に作ること」なので、こうして作品を作るという過程を通して<自分という作品>を磨いていくことになったなーと感じています。
作品作ってみて、やっぱり「最後まで」という御言葉が身に沁みています。
最後までやってこそ完成するし、今までやった労苦が全て報われるなぁと。
しかし本当に最後まで何が起こるか分からず、完成間際でヒヤヒヤした出来事もありました。
映像データの入ってるパソコンのHDDが故障して、もしかしたらバックアップも取れてないかも…という状況になったり(今年10月)。無事にバックアップは取れていたので良かったのですが、復旧に時間と手間がかかりました。
そして最後の方は、映像担当メンバーのパソコン(映像データが入ってるものとは別だがこれがないと編集できない)が故障しそうでヒヤヒヤ…
12/4に公開する予定に決めていたので、YouTubeで字幕つけたり紹介文考えたり等の準備や、映像担当のパソコンの状況もあって、余裕を持って完成させたかったですが、最後の最後で音声の差し替えが入ったり、最終チェックのつもりで映像見るたびに修正したい場所を見つけてしまったりして(←おそらく誰も分からないような細かい部分)、結局完成したのは12/2の夜でした^^;
それまでに「最終版」という名前の映像ファイルが一体何個作り出されたか分かりません…
公開した映像でも、自分的にはまだ修正したい所が2〜3箇所あるのですが、「いや、もう誰も分かんねーよ」と思って目をつぶりました。いつも快く修正してくれた映像担当メンバーに感謝したいです。
その映像ですが、実は私が制作している他の作品(天使ちゃんとコンクエ)が登場しているシーンがあります笑
若干目立ってるので直そうかとも思ったのですが、結局そのままにしてます。よければ探してみてください笑
さて、今回の作品では鄭明析牧師が20代の頃、ベトナム戦争に参戦されて韓国に帰国された後の話を描いています。
語り手であるポンソク牧師(鄭明析牧師の弟さん)と戦争から帰ってきた先生との対話のエピソードを通して、平和について深く考える内容になっています。
(※「古木」とは、ポンソク牧師のブログで、他にも色々なエピソードが書かれています。多くのエピソードの中から、アニメとして作れそうなものをピックアップして制作してきました)
実は、作り始めた時は「こんなもん私が作れるんかい!!」って思って、古木の別のエピソードに変えたいと思ってたんですよね。よりによって戦争の話だし、重いし、戦争も知らない自分が作れるだろうか…とか、色々悩んで祈っていました。
でも祈りの結果、「やっぱりこの話をアニメに作ることを神様が願っていらっしゃる」というのを感じて(万物啓示とか色々ありました)、決心して作り始めました。でも「まじかよーーー」って思ってた気もします。
ベトナム戦争のシーンを描くわけだから「現地(=ベトナム)に行ってこそ色々感じられるものがあるんじゃないか!?」と考えて、制作始めた頃に制作チームの中の3人でベトナムに行く計画も立てていました。計画立てていたというか、もう行く気で飛行機とか予約してたんですけど、その頃にちょうど新型コロナウイルスのパンデミックが始まって(2020年2月頃)、仕方なく断念しました。
その後、コロナは収まることなく、この作品はずっとコロナ禍の下で制作することになりました。
もともと、声優さんたちは直接みんなでスタジオ等に集まって収録する計画だったのですが、コロナのためにそれも難しく、zoomで集まって練習等をして各自で収録していただくことになりました。
会話シーンなのに相手が居ない状態で各自録りだったので、録音環境の違いや、間のとり方等、色々難しかったみたいですが、その中で最大限やってくださいました。
作画の方はコロナで苦労することはなかったですが(基本引きこもりなので)、今回アニメーションの次元が上がってかなりの枚数を描くことになり大変だったのと(まじでヌメヌメ動くアニメってその裏側にある労苦がすごいと思いました)、作品で描かれている時代のことを見たり聞いたりしたことがないので資料を探すのが大変でした。
文章だけなら読者の想像に任せられる部分も、絵に直接描いてしまうわけなので、絵を描く責任は本当に重いなぁと感じながら作業をした記憶があります。
戦争の映画(「ハクソー・リッジ」)を観たり、ベトナム戦争の写真や動画を探したり(生々しいものや残酷なものもあった)、ベトナムに行ったことがある教会メンバーから話を聞いたり、色々しました。
でも、実は一番苦労したのは戦争シーンじゃなくて、村のシーンなんですよね。
韓国の昔の村の様子なんて資料もないし全然分からなくて、日本語で検索しても出てこないから韓国語で検索したり等、色々と資料集めに苦労しました。当時の服装とか、女性の髪型とか。
あと、地味にアニメーションが多いんですよね、このあたり。(後半のベトナム戦争の銃撃シーンなどは映像ソフトで画面をブラしたりしてるだけなのでアニメーションはほぼ付いてないです)
村のシーンで苦労したのは私だけではなく、背景画担当のメンバーもBGM担当のメンバーも同じく村で苦戦していました。庶民の生活って地味だけど、その時の時代背景がにじみ出る部分なので難しいんですよね。
絶対に正確には表現できてないとは思いますが、最大限頑張りました。
正確じゃないと言ってしまえば、原作のポンソク牧師に直接お話を聞けたわけじゃないので、鄭明析先生が帰ってこられたシーン等も完全に想像で描いており絶対に実際とは違うと思うんですが、、
まぁ今作の核心はそこじゃないので、核心のメッセージが一番伝わるような構成にして作っています。
核心のメッセージは、戦場でもイエス様の御言葉を守り命を愛した、鄭明析先生の実践です。
今年2月にロシアによるウクライナ侵攻も始まり、心が痛いニュースが日々聞こえてくる中で、平和について一層考える今日この頃ではないかと思います。この作品を作り始めた時は、まさか戦争が起こるなんて考えもしませんでしたが、今この時に作品が完成し、公開することになりました。
古木『命の話』を通してキリストの御言葉と、その御言葉を実践することの偉大さを一層感じられたら嬉しいです。
一日も早く戦争が終結し、平和が訪れることを日々祈っています。
2022年12月 MiK