ICL手術体験記② 〜視力0.04が1.5に!〜

キリスト教福音宣教会のMiKです!

ICL手術体験記①に引き続き、今回は【手術当日〜手術後】について書いていこうと思います。

 

手術当日は、クリニックに行く1時間半前から絶食。(手術で気持ち悪くなって吐く場合があるため)

また、手術後は目の感染症を防ぐために、顔や頭を1週間洗えない(目に水が入るといけないから)と聞いていたので、クリニックに行く前にシャワーしてから向かいました。
(頭は美容院などで洗ってもらったり、顔にタオル被せて人に洗ってもらうのはOKとのこと。…でも私は手術翌日から、工夫しながら自分で洗っております。詳細は後述)

 

手術日には手術の「同意書」を持っていく必要がありますが、私の場合、2回目の検査から5ヶ月くらい空いてしまっていたので、同意書の存在を完全に忘れていました笑

それでもその場で記入して、ちゃんと受けられたので大丈夫です。

 

空いてしまった5ヶ月の間、私は絵をたくさん描いたりブログを書いたり、目に悪いことしかしていなかったので、4月の検査時と視力が変わっていないか心配でした。ようやく届いたレンズが自分に合わなくなってたら悲しすぎる。。(レンズがピッタリ合うようにもたくさん祈ってましたが)

 

そのことを事前にクリニックに伝えていましたが、手術当日にまた検査をしてくれて、視力は変わっていないことが分かりました。良かった…

 

この後、手術について書いていきますが、ここでまた、ICL手術の流れの図を載せておきます。

 

西原眼科クリニックホームページより転載

 

視力検査の後、瞳孔を広げる目薬を滴下されました。(合計3-4回さされたかも)

瞳孔が開くと、近いところにピントが合わなくなっていきます。

 

瞳孔が十分開くのを待っている間に、手術の説明や、手術後にさす目薬の説明を受け、手術後に必要になる保護メガネの色とサイズ選びなどをしました。

 

そして瞳孔が十分開いたのを機器で確認し、スマホや腕時計などの小物も全部ロッカーに置いて、手術着に着替えました。(服の上から手術着をつけて、キャップをつける)

 

その後、点眼麻酔。

薬に触れた部分だけ感覚がなくなるので面白かったです。
麻酔が効いたら、目薬の滴が目に入る感覚もなくなりました。
一部の麻酔薬が、目を通して鼻の奥にも流れ込んでくるので、鼻の奥もしびれたような、変な感覚になりました^^;

 

麻酔が効いたら手術室に通されました。

手術前に先生が注意点を話してくださいましたが、「突然動かないように」という一点だけ気をつけてくれれば良いとのことでした。手術中に目が動くと危険なので。

もし咳やくしゃみが出そうになって、どうしようもない場合は、その前に言えば安全な状態にするから大丈夫、とのことでした。

ちなみに部分麻酔なので手術中も会話ができましたし、先生も「今からレンズ準備しますねー」とか話しかけてくださいました。(目を動かすといけないので、頷くの禁止ですが)

 

手術室は、真ん中に椅子があり、その上に顕微鏡?のような機器が設置されていました。
手術中は先生が顕微鏡のような機器を覗き込みながら、目の手術をされているのが見えました。

 

まず椅子に座りますが、その椅子が倒れて仰向けになり、頭の位置を合わせました。

位置が決まったら、大量のイソジン液を目にドボドボかけられて、目を消毒されました。
(先生が手袋付けた手で、まぶたの裏側(と目の表面も?)をこすって洗っているのが分かりました)

正直、この処置が一番しみて痛かったです^^;
眼の表面は何も感じないのですが、まぶた等には感覚が残っており、めっちゃしみて涙出てきました。

 

その後、片目の部分だけ空いている布を被せられ、布をテープで顔に固定。
まぶたを上下に広げてテープで固定し、さらに開眼器で固定。

ここまでして手術開始になりました。

 

手術中はずっと真上の光(顕微鏡のような機器から照らされる光)を見ているように指示されました。

事前に、ICL手術を受けた友人から、「手術中は視界が青くなって、現実世界じゃないみたいだった!」という話や、「手術中は視界が万華鏡のよう」ということを聞いていたので、いったいどんな世界が見えるのかと、ちょっと期待していました。

が、

私の場合、確かにちょっと青白くなったり、暗くなったりはしましたが、ずっと光…というかライトの形?が見えていて、「現実」のままでした…笑(想像膨らませすぎてたかも知れませんw)

 

ちなみに手術中は、目の表面を様々な液(目薬やら色々)が駆け巡っています。

瞳孔が開いているので近いところは見えず、真上の光を見ていないと危ないので周りを観察する余裕はありませんでしたが、たまに先生の手とか、手術の器具(注射針?のようなものに見えましたが…)がぼんやり視界に入ってきていました。

 

 

手術中、2回ほど視界が「ぐにゃん」と変わった瞬間がありました。

 

1回目は先生が「視界が変わると思います」と話されて何かした瞬間で、(どんな処置をされたのかは分かりません)

2回目はレンズを入れた瞬間でした。

 

麻酔されてるので全く痛みはないのですが、レンズが入った時は、なんか目の中の圧力が変わった感覚があり、ちょっと気持ち悪かったです。(実際、眼圧が上がりやすい手術だそうです)

 

目にレンズを入れた後は、レンズの位置を合わせて、虹彩と水晶体の間にレンズを固定します。
ここでも、目の中で何かされてる感覚がありました。

 

 

手術はこれで終了。たぶん10分くらいだったと思います。

先に右目の手術を受けて、すぐ左目に移りました。

右目の手術中はめっちゃ緊張して心拍数上がりましたが、左目の時はわりと落ち着いてました笑

 

そして手術終了後は1時間くらい様子を見ます。
人によっては眼圧が上がって気分悪くなったり、頭痛がしたりするようです。

 

私は、目に鈍痛がありましたが、眼圧を調べても特に問題なく、先生に軽い診察を受けて、そのまま帰宅しました。

手術後の視力は、確かに良くなっているのですが、視界にモヤがかっていてよく見えませんでした。
地下鉄に降りる階段で転びそうになり、危険を感じたのでまっすぐ家に帰りました笑
(今考えるとタクシー使えば良かったかも知れません笑)

 

 

ところで私が手術受けたクリニックの先生、立て続けに5人くらい手術してました。強…

 

 

視界は翌日にはクリアになり、目覚めた瞬間からくっきりすぎる世界が目に飛び込んできて、めちゃめちゃビックリしました笑

目がよく見えるって、素晴らしいですね…

 

手術後は、目の感染症を防ぐために、目を触らないように指示されました。
手術直後〜2日後くらいまでは、指示されていなくても「目に触りたくない」ような感覚でした^^;

目を触れないので、目ヤニが気になっても、なかなか取れないので、ちょっと不快です^^;
どうしても気になるものは、抗菌剤の目薬で洗い流したりもしましたが、それ以外は我慢。。
もちろんメイクもできません。

4日後くらいからは、けっこう目の近くまで、濡れたティッシュで拭いたりしました。

このように目に触れないように気をつけながら、
手術後1週間の間、起きている時間は保護メガネをかけ、寝ている時は眼帯をつけて過ごしました。

 

またその期間、3種類の目薬を毎日時間毎にさすように言われました。
手術直後は3種類を1時間毎に1回。翌日からは3時間毎に1回で、1時間おきに1種類ずつさしていきました。
(その後も、回数は減りますが、1ヶ月くらい目薬生活が続きます)

仕事にも行っていたので、実験に集中していて気づいたら、目薬さす時間から1時間くらい過ぎていたこともありました汗
遅れた分もさすようにしていましたが、特に問題ありませんでした。でも時間はちゃんと守るのが良いと思います。

 

先にICLを受けた友人は、目薬が目の傷(手術で切った場所)にめちゃくちゃしみて痛かったと言っていて、私も覚悟していたのですが、私の場合は全く痛くありませんでした。

痛みに関しては、手術後〜翌日までは両目とも鈍痛があり、鈍痛はその後解消しました。
また、現在(約1週間後)も右目に若干の異物感があるのと、まぶたの上から軽く触れたり目をぎゅっと閉じたりする時に少し痛みがあります。

これも時間と共になくなっていくとのことでした。

 

そして冒頭で書きましたが、頭を自分で洗わないように言われました。
でも毎日美容院に行くのもお金かかるし、洗ってくれる人もいないので、手術の翌日からは自分で洗いました

100均に売っている大人用シャンプーハットを付けて、保護メガネも付けてシャワーすると、顔にかかる水から目をかなり保護できます。

このやり方で、問題なく1週間乗り切ることができました。

 

 

手術後の視界ですが、ICLのリスク・合併症に書かれていたとおり、ハロー・グレアと言われる光の輪が見えるようになりました。(ハロー・グレアの見え方や、見える原因についてはこちらに詳しく書かれています)

 

夜は特に見えやすいですが、昼にも見えます。
レンズ入ってるんだなーと感じる瞬間です。

夜に車がたくさん行き交う道路の横を通る時などはたくさん光の輪が見えて、今はちょっと鬱陶しいなと感じることがありますが、徐々に慣れていくみたいなので、あまり気にしないことにしています。(レンズによる現象なので、なくなることはありません)

 

 

手術翌日にクリニックで視力を測定しましたが、その結果は視力1.5

以前使用していた眼鏡(矯正視力1.0前後)で見ていたよりも、はっきり、くっきり、遠くまで見えるようになっていました!

 

手術後1週間くらいは不自由でちょっと大変な部分がありますが、それでも手術を受けて良かったと感じています。
手術前と同じ世界にいるはずなのに、手術後は(目が見えることによる)爽快さが全然違います!

世界は、こんなにくっきりしてたのか〜!と、日々感じています笑
特に、目覚めた瞬間からあらゆるものがくっきり見えるのは、すごいです。

 

ちょうど今週伝えられた御言葉の中で、このようにおっしゃっていました。

大きな目的を持って行くのだから、困難ぐらい何でもないのではないか。

鄭明析牧師 2021年9月26日 主日の御言葉「最後までやる人が勝利する」より

 

御言葉の中でおっしゃっていた「大きな目的」は、「永遠な神様の愛」を指していましたが、今回のことも同じだなと思いました。

「裸眼でよく見えるようになる」という目的のために、ちょっと困難もありますが、1週間頑張ればその後は爽快な生活がずっと楽しめるのだから、そのくらいは何でもないなと。

 

金額も高いし、リスクもないわけではないですが、受けようか悩んでいる方には、オススメできる手術だなと思いました^^

以上、ICL手術体験記でした!

 

2021年9月 MiK

 

★2021年11月6日 追記

1ヶ月後検診に行ってきました。
その後の経過について、気づいた点も含めて記載しておきます。

9月にこの記事を書いた時点(手術後1週間)では気づかなかったのですが、「すごく近く」にピントが合わなくなりました。
調べてみたら、こちらの記事のように、そういう現象は見られるようです。
眼科の先生にも質問してみたのですが、「裸眼だと、そういうものですよ。裸眼で視力が1.5の人も、ものすごく近くは見えづらいです」という返答でした。

年齢に従って少しずつ近いところは見えづらくなるとのこと。
「30 cmくらい先でピントがあってたら良いです」と言われましたが、私は13 cmくらいなので、よく見えてる方なのかな?笑

 

手術前は「近いところ」しか見えなかったので、
手術後、以前見えていた距離が見えなくなったのが気になりましたが、実際生活してみて、そんなに近くを見ることはほとんどありません。

味噌汁を飲む時に、お椀の中の具がよく見えない、っていうくらいです笑
すごく近くが見えなくなったとしても、遠くがよく見えるようになることが、断然いいです。

 

また、以前はパソコン作業していたらものすごく首の後ろが凝って疲れていたのですが(おそらく乱視が原因)、それも解消されました。

毎日とても快適です。

 

術後3週間くらいは、良く見えることに慣れず、パソコン作業など近くを見続ける作業をすると目が疲れて頭が痛くなっていましたが、最近は解消されました。

また、ハロー・グレア現象も、なくなりはしませんが、慣れてきて気にならなくなりました。

 

1ヶ月後検診時の視力は、右1.5、左2.0。(2.0見えた…)

眼科の先生からは、とても順調です、と言われました。
次は年末に3ヶ月後検診があります。

 

せっかくよく見えるようになったので、目を休めながら絵を描くとかしながら、また視力が悪化しないようにうまく管理していきたいと思います!

 

関連記事

TOP