体をぶっ壊した話(中編)

キリスト教福音宣教会のMiKです!

私が体調を崩し、回復するまでの経緯を書く「体をぶっ壊した話」、中編をお届けします。
前編はこちらへどうぞ。

 

6月から体が痛くなり、毎日寝不足、そして8月に入ってご飯も食べられなくなり、上司に休職するかもと相談をして、大阪のメンバーのところに治療を受けに行くことになりました。
寝不足+背中痛&首痛+胃もたれ&食欲不振が続いてヘロヘロで、体調的に大阪行けるのか心配でしたが藁をも掴む思いであり、必死過ぎて色んなメンバーに状況を伝えて(15人以上?)、大阪に無事行けるように、癒やされて体調が回復するように、お祈りをお願いしていました。

要約すると、

めちゃくちゃ切実な思いで、ヘロヘロフラフラの体を押して大阪に行きました。

 

新幹線を予約したんですが、ぷらっとこだまという、普通に予約するよりちょっと安く大阪まで行けるサービスを利用したんですよね。ただし、列車の変更不可でキャンセル料がかかるのですが。

午前9:54に名古屋駅を出る新幹線を予約し、自宅から名古屋駅まで電車で10分くらいなので、9:30前に家を出ました(家から最寄り駅まで3分くらい)。家を出てから再度スマホで新幹線の時間を確認したところ…
 

9:43 名古屋駅発

……

あれ???

 
なんと、前日夜に帰りの新幹線を予約したんですが、その出発時刻と「分」の部分を取り違えて(=帰りの新幹線が54分発だった)、行きの新幹線の時間を記憶していたようでした。10分ちょいしかないけど間に合うか!?

 

 

…と、こんな感じで出発早々やらかしてこの一日が始まりました。中編はこの一日のできごとだけで終わるんですが、それはもう濃い一日でしたよ…ほんと…

 

電車を使うと確実に間に合わないのでタクシーを探しましたが全然見つからず、結局駅まで走ってタクシーを発見。10分以内で行けるか運転手さんに尋ねましたが「間に合うか微妙ですねー」とのこと、、
諦めて電車に乗ろうかとも思いましたが、「多分なんとかなる!(← 信仰)」と思い、名古屋駅までタクシーで向かうことにしました。

この日、天気は薄曇りだったのですが、タクシーに乗っていたら急にゲリラ豪雨のような大粒の雨が振り始めました。

若干混み合う時間だそうで、確かに駅に近づくにつれて車が増えてあまり進まなくなってきました。神様と聖霊様を呼びまくり、スマホで新幹線のキャンセル画面を呼び出しつつギリギリまでボタンを押さずに待っていましたが、9:40過ぎたあたりで諦めてキャンセルしました。そして普通に自由席を再予約。キャンセル料とタクシー代で5000円くらい飛びましたよ。いきなり踏んだり蹴ったり…

そんな私にタクシーの運転手さんがのど飴をひと掴み(!)くださり、こんなにもらっていいの?ってくらいもらってしまいました。

駅に着いたのがちょうど乗る予定の新幹線の出発時刻だったので全然間に合わなかったです。
でも、着く直前に雨が上がって太陽が眩しく差してきたんですよね。なんか神々しさを感じるくらいでした。

 
 

そう…この「ゲリラ豪雨 → 晴れて太陽が差す」というのが、この一日(拡大すれば体調を崩してから回復すること)を全て象徴していたのです。この時は、そんなことに気づく由もありませんでした。

(あまりに濃すぎる一日で、晴れて太陽差したことなんてすっかり忘れてたんですが、夜に忘れないよう経緯を書き出していた時に思い出して、これ全ての象徴やったわ…と悟りました)

 
 

「お土産を買う時間できて良かったわー」と肯定的に考えつつも、「くそー自分のバカ」とも思いながら大阪のメンバーへのお土産を買い、新幹線に乗車。そしたら名古屋の教会メンバーからこんなニュースが送られてきました。

七色の雲「彩雲」撮った

幸運の前触れと言われている虹が出た、という内容で、駅についたら太陽が差してきた状況と重なりました。もしかしたら太陽が差したとき、虹も出ていたかも知れません(確認する余裕はなかったですが)。いきなりゴタゴタしたけど、この後は希望的なのかな、と思いました。

 

この日は、まずメンバーの医師に診察を受け、そのあと鍼師のメンバーに治療を受ける、というスケジュールで、病院は12:40に予約していました。最寄り駅に12:20頃着く予定で、駅から病院まで5分程で行けるので十分余裕がある予定でした。

新幹線の中で目的地までの経路を確認したところ、経路の途中に⚠️マークが付いている箇所が。新大阪に着いたら大阪(梅田)駅に行って乗り換える予定だったのですが、新大阪→大阪の区間が「人身事故で遅れ、運休あり」となってました。うーん…?
まぁなんとかなるやろ、と深く考えず、降りるまでの時間をゆっくり過ごしました。

 

そして新大阪に到着。するとアナウンスで「大阪行きの遅れていた電車が出発します」と言っていたので、急いでホームへ。まだ電車は来ておらず、電光掲示板には「10分遅れ」と書かれていました。しばらく待っていましたが結局15分遅れで電車がホームに入ってきました。

この時点で予約した時間にギリギリ間に合うか、くらいだったんですが、電車に乗っても一向に出発せず。焦り始めて別経路をスマホで検索しようとしましたが、なぜか検索できませんでした。駅探というサイトでいつも検索しているのですが、駅探は開けるのに検索がかからない。Chrome立ち上げ直したりしましたがダメでした。

そのときアナウンスで「まもなく電車が出発します」と流れ、ホッと胸を撫で下ろしました。が、安心したのも束の間で、待っていても全然電車が出発しない。
 

「やっぱり新大阪で運休します。次の放送をお待ちください」

 
とのアナウンスが流れ 「この電車出るの待ってたらだめだ!!」と思い、急いで再び経路検索。

 

 

するとこの時はスッと検索でき、ホームの移動時間的に間に合う経路(少し回り道をする経路)を見つけ、電車を急いで降りて走って別のホームへ移動しました。再検索した経路で、病院の最寄り駅に12:53着でした。

予約していた病院に到着時刻が遅れる旨を電話で伝えたんですが、受付の方に到着時刻が13:00頃になりそうだと伝えると、

「13:00までに来れない場合は別日に再予約してください」
 

いやいやいやいや

無理だよ!!

どんだけ切実な思いで来たと思ってんだよ!!!

(タクシーと新幹線キャンセルでさらにお金もかかってますからね…)

 

↑ とは言わなかったですが、「なんとか間に合うように行きます」と伝えて電話を切りました。

 

 

なんとかなると思いつつ、こんな状況になったことにも何か御心(=神様の計画)があるような気もしつつ、ホーム間違えたり電車逃したりこっちの経路の電車まで遅れたりしたらマジ終わりなので、それはもう必死でした。
後がないので絶対に遅れないように電車降りたら次のホームへ猛ダッシュ。ただでさえ胃がヤバいのにさらにストレスで締め付けられてほんとに死ぬかと思いました。ちなみに8月ですからね、気温は猛暑でした。

リアルに「なんだこれぇぇぇ」とか口走りながらホーム間疾走してて、思い返すとただ爆笑なんですが、この時は他のこと何も考えられないくらい必死。

 

 

食欲不振で体力落ちててヘロヘロフラフラなのにホームを全力疾走で移動し、ホーム着いた途端に乗る予定の電車が来たりと色々ギリギリでしたが、最寄り駅に時間通りに到着。こっちの経路は時間通りに動いててよかったです…

最寄り駅着いてからも猛ダッシュで病院に駆け込み、なんとか受付終了3分前に滑り込みました。

 

無事に(?)受付を済ませて診察へ。ギリギリに着いたので、私が最後の診察でした。

診察で、不眠症のため毎日ゾルピデム(マイスリー)という薬を飲んでることをお伝えしたところ、メンバーの医師は「あまり良くない薬ですね」とおっしゃり、別の薬(デエビゴ)を処方してくださいました。自分でも調べたことがありましたが、ゾルピデムは依存性がある薬らしく、それに対してデエビゴは依存性がほぼないと言われているようです。この頃はゾルピデムを飲んでもあまり効かず寝不足が続いていたので、新しい薬に期待しました。

また、診察で「何か大きな病気ではないと思う」と言われて安心しました。やっぱりどんどん体調が悪くなっていくから心配だったんですよね。また、「今は不眠、体の痛み、食欲不振と、3つも症状が出ているけど、どこか一つでも改善すれば、体調が良くなっていくと思う」と言われました。

 

診察を終えた後、私が最後の診察だったので、医師メンバーが連絡をくださり、少しお茶をすることになりました。

このお茶の時間が非常に良くて、短い時間でしたが色々なことを話したり相談したりすることができました(様々なことを話しましたが、核心は「とにかく今は全てを置いて休みなさい」でした笑)。本当に御心の時間だったと感じました。

電車が動かずあわや病院に間に合わない事態になりかけて、一体どういうことかと思いましたが、到着が遅れたおかげで私が最後の診察になり、それによってこのお茶の時間が生まれました。新幹線も、もし間に合っていたら新大阪で早く乗り換えができたかも知れないし、絶妙なタイミングで駅探の検索がかからなかったし、神様のなされることは本当に奥妙で美しいなと感じました(と、感じたのはこの一日を終えて振り返ってた時ですが。それまでは思い返す余裕ないくらいこの後のスケジュールもバタバタでした)。

 

お茶の後、また移動して鍼師のメンバーのところへ。
帰りの新幹線もぷらっとこだまで予約しており、またキャンセルしたくなかったので急いで移動しました。ちなみにこの移動でもホーム間を疾走してギリギリで電車に駆け込んだりしました。(ヘロヘロだってのに走るの何回目だっただろう。逆に「このくらい走らせても大丈夫な状態なんだな自分」とか思いました ←)

鍼師メンバーのところに着いて体を診てもらいましたが、ストレートネック、バックストレート、そして骨盤が歪んで背骨が曲がっている、と言われました。ひええ。。でも、そのメンバーが事前に私から話を聞いて思っていたほど体の状態は悪くなかったそうです。鍼を打ってもらい、自分の症状に合うストレッチ法を教えてもらいました。体を見てちょっと触っただけで分かるって、専門家ってほんとすごいですね…

 

こうして、大阪での全ての予定を終えて帰路につきました。ちなみに、帰りは無事予約していた新幹線に乗れました。

名古屋に着いて家に帰る途中、教会に寄ってお祈りしました。
色々あってどうなることかと思ったけれど、最後は全て御心だったなと感じ、本当に神様に感謝の思いが溢れてきました。涙で感謝の祈りを捧げ、神様に「これからの人生もよろしくお願いします」と伝えて、教会を後にしました。

 

そして帰宅。忘れないうちに、と一日のできごとを書き出しました。

はじめに書きましたが、ここでタクシーに乗った時のゲリラ豪雨のことを思い出しました。さらにこのとき気づいたのですが、最初から新幹線に間に合うのを諦めて電車で名古屋駅に行っていたら、天気の変化にあまり気づかなったかも知れません。

結局、しょっぱなから新幹線の時間間違ったことも、タクシーで駅まで行ったことも、全部御心だったんだろうなーと感じ、神様に感服しました。経緯を書き出しながら超必死だった自分が面白すぎて笑い転げてました。

 

面白かったですが、ヘロヘロ状態で大阪に日帰りで行くだけでも大変なのに、電車が止まって精神的にも追い込まれ、猛暑の中何度も全力疾走して、完全に疲労困憊していました。よく眠れることを期待し、ゾルピデムは飲まずに新しく処方してもらった薬(デエビゴとその他いくつか)を飲み、「これできっと不眠症も治って、体調も回復する!」と希望を持ってベッドに入りました。

…しかしこの数十分後、とんでもない事態に見舞われることになるのです。後編に続く。

 

2025年11月 MiK

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