【CONQUEST】外伝あとがき

どうもーキリスト教福音宣教会のMiKです!
だいぶお久しぶりになってしまいました。

 

コンクエ外伝、ようやく公開となりました!
その前にサイトを更新したのが3月末の「コンクエ外伝始まるよ!」記事だったんですが、そこから外伝描き切るまで全く更新できませんでした苦笑

以前ブログに書いた病気のことで心配してくださっている方もいるので、近況を書きたいと思っていたのですが、全然余裕がないまま外伝完成まで突っ走ってしまいました^^;
近況についてはまた追々…ということで、今回はコンクエ外伝のあとがきを書いていきます!

 

 

実は、外伝はもともと描く予定ではないお話でした。

本編の三部作だけで完結する予定だったのですが、第三部でルイスさんがリハビリ中の姿で終わるので、ちゃんと完全復活した姿を描きたいな〜と、本編を描き進めている間に感じていました。なので、外伝描くなら本編より未来の話にしよう、というのは思ったんですよね。

あと、本編中でルイスさんのバトルシーンを描けなかったのが悔しくて(笑)、アクションシーンは絶対入れたいと思っていました。でも本編より未来の話だとガチバトルは発生しないよな…じゃあ過去編(戦争中の話)か?それならディックビリーもルイスと深い経緯があって、実は命を救われてた、というのがいいかもな…、、という感じで考えていきました。最初はこんな重いテーマの話ではなく、短めの簡単なお話にしようと思ってたんですが(ページ数多いと大変だし…)、戦争描くことになった時点でそれは消え去りました。笑
自分の記録を見返してみると、去年の春(2023/4/7)の時点で大まかな流れはできあがっていたようです。この頃は第三部の下描きを進めていた時期ですかね。

 

こんな感じで考えていったので、実は本編を考えた時点ではディックビリーがルイスに命を救われていたという設定はなかったのです(え)。でも第二部でマグラの脅しに屈せずに隊長側に付いた二人だから、単なる憧れだけじゃなく何かあるだろうなぁとは感じていたので、過去の深い経緯が生まれるようになりました。順番逆ですみません。笑

そして意外にも(?)ディック氏が主人公に抜擢されましたが、何でディックを主人公にしたんだっけ…と作者はあまり覚えてないです(おい)。でも、去年の春の時点ではそこまで決まってなくて、本編完結後にディック推しの方々から「もっと彼の活躍を見たい!」という感想を頂いたのが影響したのかも知れません。

他にもマグラとグスコーのその後が気になる、という感想もいくつか頂いていました。本編あとがきに書いた通り、このへんは読者の想像に任せようと思っていたのですが、外伝で少しだけ触れておきました。ルイスさんは改心を願って働きかけ続けているようですが、それを受け入れるかどうかは本人たち次第だと思います。

あと、伝説の英雄のことも外伝でより詳しく描けて良かったです。
もともと本編に入れる予定が、情報過多になってしまったために大幅削除したんですよね。ルイスさんが伝説の英雄に憧れて…というのは、実は外伝を描くにあたって生み出された設定だったのですが、自然な形で繋がって良かったです(ほんと、神様が構想くださったと思います)。

 

そして、戦争の話を描くならやっぱりこれかな、と思ったのが、キリスト教福音宣教総裁の鄭明析牧師がベトナム戦争中に敵を愛し、命を生かした経緯。ルイス隊長の姿に重ねて、鄭明析先生の愛の実践の姿を表現したいと思いました。

 

鄭明析先生はベトナム戦争に二回派兵されました。その間、誰一人敵を殺さず、命を愛し、過酷な環境の中でも祈りと聖書を手放しませんでした。敵に銃を向けられて絶体絶命の中、神様の「愛しなさい」という声が聞こえ、その御言葉を実践して自分の銃を捨てて敵に駆け寄り抱きしめて、敵も自分も生きるようになったという経緯があります。もし先生が銃を撃とうとしたら相手も撃って、先生は死んでいたと思いますが、神様がおっしゃった通り敵を愛したので、敵も自分も生きるようになった、と先生は話されていました。

また、このように先生が愛の実践をされたので、神様が保護してくださり、何度も命を助けてくださったそうです。そして、他の部隊では多くの死者が出る中で、先生が所属する部隊ではほとんど死者が出ないという奇跡が起こりました。これらの経緯はこちらのサイトに詳しく書かれているので、興味があればご覧ください。

 

でも戦争の話を描くのは迷いもありました。自分は経験してないし、見聞きした話だけでどのくらい表現できるのか自信がなかったからです。
最終的に、「どうせ描くなら挑戦してみよう!」と思って描いてみましたが、やっぱり重かったです^^; 実際、現実で戦争も起きてますし(ウクライナとイスラエル)、描きながら色々なことを感じ、考えるようにもなりました。

 

このように隊長には鄭明析先生を重ねて描いているのですが、さきほどの伝説の英雄にはイエス・キリストを重ねて描いています。先生は幼い頃から聖書をたくさん読んで、たくさん祈って成長してこられました。先生がそのように過ごされていたら、ある時祈る中でイエス様の霊が現れ、聖書について色々と教えてくださり、先生が実践する中で悟るようにもしてくださったそうです。

このように先生がイエス様から学ばれた姿を、ルイスが伝説の英雄に憧れて成長した姿に重ねて描きました。

 
イエス様の霊が現れて教えて下さった…というのが、霊が見えない自分にとってはどんな感じなのかよく分からないですが…笑
もともと私は無神論者でオカルトチックな話は全く信じない人でしたが、信仰持つようになってからは受け入れてます。

 

このようなことを頭の中で構想しながら去年7月に本編が完結し、その後別の制作をやったりしてなかなかシナリオを書く時間がなかったですが、去年の10/4にようやく手を付けたら一日でシナリオが完成し、その後親しい教会メンバーに見てもらって修正し、去年末はボイコミ制作等で描く余裕がないまま過ぎ去り、1月後半にネームを3日で仕上げ、2月入ったくらいから本格的に下描きに入り、3月半ばくらいから仕上げに入り、3/30にX(旧Twitter)で掲載開始〜5/21で完結!という感じでした。

やっぱり漫画一本描くのって時間かかりますね…あとマジで体力いります。

 

外伝を描く中でしんどいことやもがくことも多かったですが、完結後に「隊長の解像度が高まって良かった!」「ディックビリーがもっと好きになった!」「彼らをもっと応援したくなった!」などなど、色々と感想を頂いて、全て吹っ飛びました笑(でも肉体は疲れてるので少し休養しようと思います…笑)

実は漫画中で描き切れなかった設定等もあってそれらをらくがき⑤に載せてるので、そっちも見るともっと背景が分かってお話を深められるかも知れません。

 

 

さて、これにてコンクエシリーズは完結となりました。
約2年の間、応援して下さった皆さま、本当にありがとうございました。

「終わっちゃうなんて寂しい…」という声も複数聞かれて後ろ髪引かれる思いもありますが、今作はここで区切りを付けて、次に進んでいきたいと思います。
もともとオリジナルのストーリー生み出す自信が全くなかった中で、神様に切実に祈りながらコンクエを生み出すようになりました。この作品を描けたことが自分の中で本当に大きな一歩を踏み出すきっかけになったと感じています。

 

漫画は終わりましたが、まだコンクエ関連の作品が出ていく予定があるので、その際は見て頂けたら嬉しいです!
また、これから本編と外伝を合わせて製本版の作製を進めていく予定です。あとコンクエLINEスタンプ作ります。笑

またお知らせしますので、どうぞお楽しみにー!!

 

2024年5月 MiK

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